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2020年10月23日 / ブログ ミドリグマってどんなクマ?

ミドリグマってどんなクマ?

「ミドリグマ」と呼ばれる熊がいることをご存知でしょうか?
その名前の通り、見た目が緑っぽい色をした熊のことです。
実は、緑の毛を持つ品種の熊がいるわけではなく、特定の環境の下で緑色に見える熊のことを総称して、そう呼んでいます。

ミドリグマと呼ばれるのは、ホッキョクグマ(シロクマ)のことです。
ホッキョクグマは北極の氷の上で暮らす、真っ白な毛皮が特徴的な熊ですが、その白い毛皮は汚れやすく、地面の上を歩くとすぐに泥で黒っぽくなってしまいます。
そんな他の色に染まりやすいホッキョクグマが動物園で飼育されると、水槽の中に発生する苔や藻によって、毛が緑色に変色してしまうことがあります。その姿を見て、ミドリグマと名付けられました。
主にミドリグマは、夏になると見ることができます。気温が上がって水温が高くなると藻が発生しやすくなるためです。
ホッキョクグマの毛は、極寒の土地で効率よく太陽の熱を吸収できるように、中が空洞になったストローのような構造をしています。このストロー状の空洞の中に藻が入り込むことで、体毛が緑色になってしまうのです。

この藻は毛の内部に入り込んでしまうので洗っても落ちないのだそうで、元に戻すには毛をカットするしかないようです。
飼育下でしか見られない貴重な姿であるものの、ホッキョクグマにとっては少し可哀想かもしれませんね。

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