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2020年5月9日 / ブログ 「心雑音があると言われたら心臓が悪いの?」

「心雑音があると言われたら心臓が悪いの?」

 

今日は少し猫ちゃんに関する論文を参考にしておはなししたいと思います。

猫ちゃんを5頭飼われている近所の飼い主さんから相談された時のお話です。

 

「うちの子達、こないだワクチンを打ちに行った時に、先生に聴診してもらったんだけど、3人も心臓におかしな音があると言われてね、心臓が悪いかもって話を聞きました。すごくみんな元気なんだけど、本当にみんな心臓が悪いのかしら?」

というご相談でした。

 

確かに、心雑音が聴こえた際に、獣医師は心臓病の存在を疑います。

特に猫ちゃんでは心臓の筋肉が分厚くなる病気(=肥大型心筋症と言います)が比較的多く見つかります。

 

ここで2015年に発表された、780頭の猫ちゃんの心臓検査結果をまとめた論文をご紹介したいと思います。

その中で肥大型心筋症と診断された猫ちゃんは115頭(14.7%)いたそうです。

そのうち、検査前に心雑音があると言われた猫ちゃんは94頭(81.7%)でした。

 

一方で、健康と診断された残りの665頭の猫ちゃんはどうかというと、なんと224頭(33.7%)に心雑音が認められたそうです。

驚きですよね。

 

聴診をして心臓の音を聞くだけでは、心臓病があっても心臓の音に問題がない子もいれば、反対に健康な子でも心雑音が聴こえてしまうことがあります。

特にそれらの割合はわんちゃんよりも猫ちゃんで多い傾向にあります。

心臓病の確定診断は超音波(エコー)検査になります。

病気が疑われた際には、かかりつけの先生とも相談しながら、早めのエコー検査をオススメします。

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