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2020年6月10日 / ブログ ペリカンの驚くべきスパルタ教育

ペリカンの驚くべきスパルタ教育

巨大なクチバシが特徴的なペリカン。
動物園で見るペリカンは、餌をもらったり恵まれた生活をしていることが多いのであまり想像できないかもしれませんが、野生のペリカンは非常にシビアな生活をしています。
特に子育てに関しては、かなりスパルタな一面を見せます。

ペリカンは食欲旺盛で、一度にたくさんの餌を食べます。巨大なクチバシの下の部分が大きく膨らむところを見た人もいるかもしれませんが、あれは一度により多くの餌を救いとる、網のような役割を果たしています。
主食となる魚などが少なくなると、あの口に入るサイズのものなら、何でも食べようとします。
魚介類だけではなく、ハトやカモメなど他の動物や、人間の子供なども丸飲みにしようとすることがあるほどです。

繁殖期には、2個~3個の卵を産んで育てますが、雛の食欲も激しいため、親が運んでくる餌だけではすぐに足りなくなります。すると、雛たちの間で餌を奪い合う戦いが繰り広げられ、最終的に一番強い一匹だけが餌を得られるようになります。親は負けた雛には見向きもしないため、餌を食べられない弱い雛たちは死んでしまいます。
結果的に勝った雛だけが成長して巣立っていきます。恐ろしいほどのスパルタ育児です。
厳しい生存競争を生き抜かなければならない過酷な環境で、ペリカンの雛たちは強く逞しく育っていくのですね。
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