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2020年6月3日 / ブログ 飼育用メダカを放流してはいけない理由

飼育用メダカを放流してはいけない理由

小さくて可愛いメダカは、水の汚れや気温の変化にも強く、様々な色や形の品種も作られている、ペットとして人気の魚です。
昔は全国の小川や田んぼなどにたくさんいましたが、今は数が激減して捕まえるのは難しくなっているため、ペットショップやホームセンターなどで購入する人がほとんどかと思います。
ですが、他のペットと同様、たとえメダカであっても、お店で買ったものを川や池に放すことは、絶対にしてはいけません。

メダカは、見た目に違いはありませんが、各地域ごとに異なる遺伝子を持っているという研究結果が出ています。メダカはかなり複雑な遺伝子形態を持った魚だったのです。
しかし、近年では数が減った野生メダカを増やそうと、各地から無造作に集めて繁殖したメダカを各地域に放流してきたため、様々な遺伝子のメダカが混ざり合い、本来の純血の遺伝子を持つ個体が激減しています。棲み分けられていたメダカの分布地域も、はっきりと把握できないほど曖昧になりつつあるのです。
そのため、日本各地に点在していた純粋なメダカは、もうほとんどいないと言われています。

たとえ、野生のメダカを捕まえて飼育したものであっても、他の場所で繁殖させたものを自然に返すことは、生態系を壊す原因になります。
日本の貴重なメダカの遺伝子を守るためにも、お店で買ったメダカや、どこで捕獲したのか分からないメダカを安易に自然に返すことは避けなければなりません。
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