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2020年8月17日 / ブログ 日本のメダカは2種類存在した!

日本のメダカは2種類存在した!

海外では「ライスフィッシュ」とよばれ、日本の代表的な魚としても知られているメダカ。
近年では品種改良が進み、様々な色の綺麗なメダカもたくさん作られていますが、野生のメダカは「クロメダカ」と呼ばれる1種類のみです。
しかし、その黒メダカも、遺伝子の違いによって大きく2種類に分類できることが明らかになっています。
現在、日本では野生メダカの遺伝子系統によって、「メダカ北日本集団(キタノメダカ)」と「メダカ南日本集団(ミナミメダカ)」に大きく分類できることが分かっています。
メダカ北日本集団は東北・北陸中越地方に分布し、メダカ南日本集団は関東・東海・関西以南の地域に分布しています。

なぜ、異なる遺伝子のメダカが別々の地域に存在するのでしょうか。
その理由は、メダカが川の激しい流れに乗って移動をせず、各地域の隔離された湖沼や小川などで繁殖を繰り返してきたからです。よその地域で暮らすメダカと交雑する機会がほとんどなかったため、独立した遺伝子の個体が、各地に色濃く残り続けてきたのです。

しかし近年では、人の手でメダカが様々な地域に移動させられて交雑することで、本来の遺伝子が破壊されつつあります。そもそも、野生のメダカの数が激減して、絶滅の危機にも瀕しています。
このような生態系を守り続けるためにも、むやみな放流や外来種の生き物たちからメダカを守っていける環境を作っていかなければなりません。
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