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2020年8月23日 / ブログ 「血栓症の猫ちゃん」

「血栓症の猫ちゃん」

 

血栓とは血管や心臓の内側に血の塊ができてしまうことを言い、何らかの理由で作られた血液の塊が血管を詰まらせてしまうことで血液が行かなくなる病態を血栓塞栓症と呼びます。

心臓病をもっている猫ちゃんでは、この血栓塞栓症に注意する必要があります。

 

5歳のブリティッシュ・ショートヘアのブリちゃん(仮名)

突然、後ろ足が左右とも動かなくなったとのことでお近くの動物病院を受診されました。

もともとこのブリちゃんは1歳の頃から心臓病を指摘されていて、定期的に検査をしてもらいつつ治療を受けていましたが、

今回心臓病が悪化し、心臓の中にできてしまった血栓が後ろ足の血管に飛んで血栓塞栓症を引き起こしました。

 

人では血栓が詰まりやすい部位として、心臓の血管(=心筋梗塞)や脳の血管(=脳梗塞)が挙げられます。

しかし、猫ちゃんでは股の血管に血栓が詰まることで後ろ足への血流が途絶えてしまうことが多く見られます。

 

今回ご紹介したブリちゃんはその後の治療で何とか後遺症なく今まで通り歩くことができるようになりましたが、発見が遅れると後ろ足に麻痺が残ってしまうことがあります。

このように猫ちゃんの後ろ足が突然動かなくなった場合、早急に動物病院で治療を受ける必要があるため、気づいた時点ですぐに相談しましょう。

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