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2020年9月3日 / ブログ ハクビシンはいつ日本にやってきた?

ハクビシンはいつ日本にやってきた?

ハクビシンとは、日本各地で見られるジャコウネコの仲間で、見た目はタヌキに似ています。鼻筋が白いことから、漢字では「白鼻芯」と表記します。
アジア地域に広く生息していますが、日本の個体は大陸産とは少し遺伝子が異なることから、外来種なのか在来種なのか、そもそもいつから日本にいるのか、その経緯がよく分かっていない謎の多い生き物です。
今回は、ハクビシンの起源について有名な説をご紹介します。

①江戸時代説
ハクビシンが、日本に遥か昔から生息していたという証拠は見つかっておらず、ジャコウネコ科の動物の化石なども発見されていません。
初めてそれらしい記録が登場するのが江戸時代で、当時「雷獣」と呼ばれていた動物が、ハクビシンに似ているとされています。その頃に僅かな数が生息していた可能性はありますが、それが日本固有種なのか、大陸から渡ってきたのかは、まったく分かっていません。

②明治以降説
ハクビシンが人間との関わりを持つようになったのは意外と最近で、昭和18年に静岡県で捕獲されたのが最初です。
それ以降は中部や関東地方、北海道でも捕獲されるなど生息域を広げています。
なので、ハクビシンは明治以降に大陸から輸入されてきた動物ではないかという説もありますが、遺伝子の違いなどから日本のものは別種であるという考えも根強く、未だに結論は出ていません。

このように、日本に出現した経緯や時期が不明瞭なため、特定外来種にも指定されず、ハクビシンは独特な地位を築いて日本で暮らし続けています。
ハクビシンはもしかすると、最近になって別の生き物から進化した新しい動物なのかもしれませんね。
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