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2021年1月29日 / ブログ 「この言葉知ってますか?“予後”」

「この言葉知ってますか?予後

 

獣医療に限ったものではありませんが、医学用語の中には一般の方にとってはあまり馴染みのない言葉が比較的多く存在することと思います。

その中でも、今回は予後(よご)について、解説します。

 

先日、動物病院に来院された高齢猫のつばきちゃん(仮名)は、鼻の中にできたしこりが大きくなり、お顔の形が変わってしまい、ここ数日でご飯が食べられなくなってきていました。

検査をしてみると、鼻の奥にリンパ腫というがんができていることが分かりました。

 

「つばきちゃんのお鼻にできたものはかなり悪いタイプで、このままでは予後が良くないです」と担当の獣医師に言われたそうです。

 

予後とは、病気になった人や動物が、その病気によって今後どんな見通しが立つのか、どのような結末を送るのかなどを意味します。

 

つばきちゃんは、無治療のままだと長く生きられないという意味で、「予後が良くない」と言われたのです。

でも、予後と言われてもピンとこない飼い主さんも少なくないことかと思います。

 

ちなみにお鼻の奥にできたリンパ腫に対して、放射線治療を行うことがあるのですが、何度も全身麻酔をかける必要があり、つばきちゃんには負担になると考え、その治療は選ばなかったそうです。

 

予後のように、一般の飼い主さんが分からない言葉を、診察の中で獣医師が使ってしまうことがあります。

他にも同じようなワードがたくさんありますので、また紹介していきたいと思います。

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