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2021年3月22日 / ブログ ワカサギは幕府に認められた特別な魚だった!

ワカサギは幕府に認められた特別な魚だった!

寒くなってくると、次第に存在感を増してくる小さな淡水魚、ワカサギ。
氷の張った湖の上で釣る情景や、天ぷらや煮つけなどにすると絶品な食材として印象的です。
あまり目立たない小魚ですが、実は昔から特別な魚としてその名前を轟かせてきました。

ワカサギは東日本以北や日本海側地域の湖沼に生息する小型の淡水魚で、鮭や鮎などと同じく海に出て成長するものと、一生を淡水で暮らすものがいます。
その小さい体長から、弱く若々しい魚という意味を込めて「鰙」という字を当てられたり、白く輝く鱗を白鷺に喩えて「若鷺」と書かれることもあります。

他に、ワカサギに充てられた漢字には、「公魚」というものがあります。
この名前は、ワカサギが江戸時代に、時の将軍徳川家斉に献上されて「公儀御用魚」として認められたことから付けられました。
献上されたワカサギは、常陸国(現在の茨城県)霞ヶ浦で獲れたものだったそうです。この時代の農民たちは、米などの農作物を税金の代わりに年貢として献上するのが一般的でしたが、この地域では特例として、このワカサギを納めていました。それくらい、幕府にとっては貴重で価値のあるものだったのです。

小さいながらも、昔から国の祭事や食糧として欠かせなかったワカサギ。この先もワカサギを食べる文化が長く続いてくれるといいですね。
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