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2021年7月14日 / ブログ 「動物園でのうさぎの安楽死について」

「動物園でのうさぎの安楽死について」

 

先日、盛岡市の動物公園でうさぎ15匹の安楽死が執り行われたと報道されました。

このことに関して驚かれた方がほとんどかと思います。

同園では安楽死を行わずになんとか治療し飼育する方法も検討されたそうですが、最終的にはこのような苦渋の選択をする結果となりました。

 

実は、この動物公園のうさぎはパスツレラ症にかかっていました。

うさぎのパスツレラ症は慢性鼻炎を引き起こすことで、くしゃみや鼻水といった症状がみられます。

このような症状からは人でいうところの風邪のように思われがちですが、うさぎの肺や生殖器に感染が広がることがあり、その場合にはうさぎの命に関わります。

 

それだけではなく、厄介なことにこのパスツレラ症は人獣共通感染症であり、犬や猫、さらには人にうつる可能性もあります。

最悪のケースですが市民へ感染拡大する危険性を考慮して、最終的にはうさぎ15匹の安楽死を選んだのでしょう。

 

「うさぎが可愛そう」「動物愛護に反している」という意見を否定するつもりはありません。

ただ、獣医師は動物の病気を治すだけでなく、さまざまな目的のために家畜やペットの命の最期を決める仕事も担っています。

ニュースの裏側では動物園の飼育員、スタッフ、そして獣医師が全ての動物の命を愛するがゆえに十二分に苦悩していたことでしょう。

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