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2020年12月20日 / トピックス 鹿はなぜ神聖な動物といわれるのか

鹿はなぜ神聖な動物といわれるのか日本の野山ではよくみかける代表的な動物、鹿。野生動物ですが、一部の鹿たちは奈良や広島の厳島などで、人間の生活圏に溶け込んで暮らしています。人間にも良く慣れていて、鹿せんべいを貰うために必死で集まってくる姿は観光地ならでわの光景です。これらの地域では、鹿は「神鹿(しんろく)」と呼ばれる神聖な動物とされていて、傷つけたり粗末な扱いをしてはいけないという風習が古くから残っています。江戸時代には、神鹿を殺したものは死刑になるといった法律が存在していたほどです。なぜ鹿は、こんなに特別視されているのでしょうか?その理由は、日本に古来からある信仰が関係しています。奈良時代に春日大社が建立された際、主神である武御雷命(たけみかづちのみこと)が白い鹿に乗ってやってきたという伝承があり、それ以来、奈良では鹿を神の使いとして保護するようになりました。奈良公園の鹿たちは野生動物なので誰かの所有物というわけではありませんが、人と共存する特別な生態から、国の特別天然記念物に指定されています。神鹿を守っていくために、様々な法律やルールを作って、お互いが平和に暮らせる環境づくりが行われています。その甲斐あって、鹿たちも大きなトラブルもなく悠々と生活を営んでいます。奈良に出掛けた際には、日本の歴史を感じながら奈良公園の鹿たちの姿に癒されてみてはいかがでしょうか。

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