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2021年1月12日 / トピックス 昆布はラッコの命綱

昆布はラッコの命綱ラッコは、北海道より北の冷たい海で生息するイタチの仲間です。毛皮がフワフワで、小さくて可愛いイメージですが、大人のラッコは成人男性と同じくらい大きい動物でもあります。昆布や海藻がたくさん生えている場所を寝床として選び、外敵に狙われないように群れを作って暮らしています。ラッコにとって、昆布は生きる上で欠かせない救命道具でもあるのです。ラッコは毛皮に空気を含ませて、水面で浮かびながら生活しています。食事をする時も、眠る時も基本的に水の上です。そのため、潮の流れの激しい場所や波が高い場所にいると、眠っている間に遠くに流されてしまう、という危険もあります。それを防ぐために、ラッコは海底から伸びている長い昆布を掴んで、命綱にして眠っているのです。昆布がない時は、群れで集まって手を繋いで眠ります。そうすることで、波に流されて一匹だけはぐれてしまうことを防いでいるのです。人間から見ればとても可愛くて微笑ましい光景ですが、実はラッコにとってはかなり命懸けだったりします。ラッコは肉食で、ウニや貝などを食べてしまうため害獣として扱われることもありますが、ラッコが昆布を寝床に暮らすことで、ウニによる昆布の食害を防ぐことができるため、益獣としても重宝されています。人間と程よくバランスを保ちながら生きているのですね。

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