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2021年5月8日 / トピックス 「過度のしつけは危険?陰圧性肺水腫とは?」

「過度のしつけは危険?陰圧性肺水腫とは?」

 

ワンちゃんが言うことを聞かない時に鼻を掴んだり(マズルコントロール)、首をグッと掴んだりしたことはありませんか?

しつけの一環として日常的にされている方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れません。

しかし、何気なく行なっているこれらの動作は、最悪ワンちゃんの命を奪ってしまう可能性があります。

 

もちろん、マズルコントロールや首を掴んだ際に鼻の穴を閉じたり首を絞めてしまうと、呼吸できなくなり窒息してしまうことがあります。

でも気をつけるのは、窒息だけではありません。

 

“陰圧性肺水腫(いんあつせいはいすいしゅ)”という病名があります。

肺水腫とは、何らかの理由で本来は空気が出入りしている肺の中に水が溜まってしまう病気のことです。

 

肺水腫が生じるもっとも多い理由としては、心臓病の悪化が挙げられます。

この場合、肺から心臓に戻る血管の中で血液が渋滞を起こし、肺に漏れてしまっていると考えられます。

 

今回紹介した陰圧性肺水腫は、このような心臓病がないにも関わらず肺に水が溜まってしまうことを指します。

その理由は、息を思い切り吸おうとする際に、胸の中の圧力が極端に低くなることがきっかけとされます。

 

肺水腫を発症すると、陸の上にいながら溺れているような状態になり、とても苦しいことが想像されます。

不用意にマズルコントロールしたり首を絞めることは、この陰圧性肺水腫を引き起こす可能性があるため、絶対にやめて下さい。

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