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2021年7月6日 / トピックス 自分の死を見つめる動物・バビルサとは?

自分の死を見つめる動物・バビルサとは?バビルサという動物をご存知でしょうか?インドネシアに生息するイノシシの仲間で、日本の動物園では飼育されていないため、見たことがない人がほとんどだと思います。このバビルサは、現地では「死を見つめる動物」と呼ばれています。何やら意味ありげな呼び名ですが、どういった理由でそんな名前が付けられたのでしょうか?バビルサのオスは、とても立派な牙を生やしています。この牙が大きく長いほどメスにモテて、たくさん子孫を残すことができます。しかし、この牙は生涯伸び続けます。長く伸びれば伸びるほど三日月のように先端がカーブを描き、やがて自分の顔に当たるまで伸びると、そのまま突き刺さって死んでしまうのです。それが、「死を見つめる動物」と呼ばれる最大の所以です。放っておけば、いずれ自分の命を奪うと分かっていても、牙を伸ばし続ける。まさに命懸けの生活をバビルサは送っているのです。子孫を残すためとはいえ、何とも切ない話ですね。バビルサは他にも、生息地である熱帯雨林に生えているパンギノキという猛毒の植物を食べたり、それを解毒作用のある湧き水を飲んで中和したりと、日頃から命懸けの生活を送っています。どこまでも自分の死を見つめるというスタイルを崩さない、ある意味ワイルドで格好いい動物だと言えます。

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