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2021年7月24日 / トピックス 「この言葉知ってますか?“乳糜(にゅうび)”」

「この言葉知ってますか?“乳糜(にゅうび)”」

 

“乳糜”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

なんだか昔の中国の武将のような名前ですが、そうではありません笑

 

健康診断などで血液検査を実施する際、採血した血液は遠心機(えんしんき)と呼ばれる機械を使って液体成分と細胞成分に分けられます。

 

血液中の細胞成分は、赤血球や白血球、血小板などがその代表です。

これらを除いた液体成分は通常無色?淡黄色の透明をしているのですが、まるで牛乳のような乳白色を呈することがあります。

この所見を乳糜と呼びます。

 

食事として摂取された脂肪が十分に分解されないまま血液中に残っていると、その脂肪分が白く見えることで乳糜となります。

乳糜の状態だと、通常と比べて中性脂肪(トリグリセリド、TG)が高い値を示す傾向にあり、血液検査の結果に注意しなければなりません。

 

こうした理由から、食後あまり時間を空けずに採血を行うことは望ましくないとされます。

これは人だけではなく、ワンちゃんや猫ちゃんでも一般的に見られる現象です。

 

なんらかの理由で血液検査を受ける際には、医師・獣医師の指示に従い、食前あるいは食後から十分に時間を空けた上で臨みましょう。

 

また、胸の中にお水がたまることを胸水貯留というのですが、この胸水が白濁していることがあります。

その場合は特別に乳糜胸(にゅうびきょう)と言い、貯留を繰り返す場合には手術などで治療する必要が生じます。

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