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2020年10月24日動物の遺伝子疾患「アルビノ」とは

動物の遺伝子疾患「アルビノ」とは「アルビノ」という用語をご存知でしょうか?この言葉は主に、動物の遺伝子に関係する特定の状態を指すものとして用いられます。生物の遺伝子には優性遺伝と劣性遺伝が存在し、優性の遺伝子を持っている個体は健康で長生きできるとされています。厳しい自然の中で生き残っていかなくてはならない野生動物には、この優性遺伝子を持った個体が多いです。逆に、劣勢の遺伝子を持って生まれてきた固体は体が弱く、知能も低く寿命が短いものが多い傾向にあります。この劣性遺伝をもつ個体を掛け合わせて作り出される特定の特徴を持つ個体を、アルビノと呼びます。アルビノの固体は、真っ白な体、もしくは透明な体を持っていて、目が赤いのが主な特徴です。これは、劣性遺伝によって肌や目の色素となるメラニンが欠乏することによって起こります。たとえば、ウサギは赤い目をしていると思われがちですが、全てのウサギが赤いわけではありません。目の赤いウサギはシロウサギという種類だけで、このシロウサギは全てアルビノ種です。他にもメダカやネズミ、ヘビなど様々なアルビノが存在しています。アルビノの動物は、その見た目の美しさから、ペットとして人気があります。アルビノは実験動物としても、多く用いられます。これは、体の色素がないため、実験による体の変化を見つけやすいからです。その特異な外見から、時には不気味な動物だと迫害されることもあるのが、アルビノの悲しい現実です。愛玩動物でも実験動物でもなく、ごく自然な存在として受け入れていくことが理想的ですね。

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