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2020年04月25日青森県に土佐犬が多い理由

青森県に土佐犬が多い理由日本を代表する大型犬に、土佐犬がいます。昔の土佐藩(現在の高知県)で闘犬として愛され続けてきた犬ですが、現在は高知県よりも青森県のほうが、土佐犬がたくさん飼われているのをご存知でしょうか?なぜ青森に土佐犬がたくさんいるのか。その理由は、戦時中に溯ります。当時は人々の生活も困窮し、食べる物にも困る日々が続いていました。人間でさえ飢えていたのに、体が大きく、餌の量も膨大になる土佐犬の世話をするのはとても大変でした。それが原因で、繁殖を止めたり処分されたりと、土佐犬は数を減らし、絶滅寸前まで追いやられたのです。しかし、なんとか絶滅を食い止めるため、生き残った土佐犬を青森県に疎開させようという動きが起こり、13頭の土佐犬が青森県に送られました。戦後、高知県から土佐犬は一匹もいなくなってしまったのですが、生き残った青森県の土佐犬を繁殖させて増やし、絶滅を免れることができました。その関係で、土佐犬はその名前に反して、青森県でたくさん飼育され続けているのです。現在では500頭以上の土佐犬が、青森県で暮らしているそうです。戦争が激化して大変だった時代でも、犬を愛する人々の心が尊い命を救った。感動的なお話ですね。

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