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2021年04月07日飼い主のストレスは愛犬に伝わるという研究結果

飼い主のストレスは愛犬に伝わるという研究結果   「飼い主が不安やストレスを抱えている状態がずっと続くと、飼い犬にも伝染する」ことが研究により、わかっています。 犬は1万年以上、人間と生活するなかで、「人間を理解する能力」を高めてきました。人間の感情や動き(指示)に反応し、指示に合った動きをすることが犬たちに求められてきたからです。なので「忠犬」といわれる犬は、むしろ人間よりも、人間を理解することができている、ということ。 しかし、この能力がマイナスにもなる一面が明らかになりました。   スウェーデンの研究チームは、国内から飼い主と犬のペアを募集し、58組が研究に参加しました。犬種はシェットランド・シープドッグ33匹と、ボーダーコリー25匹。 人と犬が感じているストレスを長期的に調べるため、人の髪の毛と犬の毛に含まれるストレスホルモン、コルチゾールの濃度を測りました。(コルチゾールは恐怖や不安を感じると濃度が急上昇します。)   すると犬が強く不安やストレスを感じ、犬の毛のコルチゾール値が最も高まったのは、「飼い主の不安の強さ」がありました。 飼い主の髪の毛のコルチゾール値が上がると、犬の毛のコルチゾール値が上がります。逆に、犬の毛のコルチゾール値だけが上がっても、飼い主には影響がありませんでした。   この結果は、犬が飼い主の体臭や行動のちがいなど、かすかな変化に気づき、反応することを指しています。 イヌの行動の専門家、コレン氏はこの研究結果から、「愛犬が病気以外で元気がないときは、自分の行動について振り返ってみてほしい」と述べています。

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