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2020年08月04日「動物医療におけるMRI検査」

「動物医療におけるMRI検査」   つい先日、動物医療センターを有する大学にて生きたクマにMRI検査を実施したというニュースを見聞きしました。 MRI検査とは、磁場を利用して身体の内側を覗く画像検査であり、脳の内部や脊髄の構造を評価するために用いられる検査です。 このコラムを読んでくださっている方の中には、実際に自分自身がMRI検査を受けたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?   クマや大動物にMRI検査を行なうケースは少ないですが、ペットを対象とするとその件数は多いものになります。 とくに動物は人の言葉を話せず、不調になったきっかけやどこが痛いのかなどを伝えることができません。 そのため、身体の悪いところを探す上では欠かせない検査と言えます。   一方で、MRI検査中は最低でも30分近く大人しくしていなければ、診断に必要な綺麗な画像を撮影することができません。 したがって動物のMRI検査では全身麻酔が基本的には必要になります。 先のクマの検査でも全身麻酔を行なった上でMRI検査をしていましたが、麻酔自体が身体の負担になる可能性もあるため、気軽にできないことが難点と言えるでしょう。

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