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2021年10月26日アメンボはずっと水の上にいると沈んでしまう!?

アメンボはずっと水の上にいると沈んでしまう!?田んぼや水たまりなど、流れのない水の上でスイスイと移動しているアメンボ。いつも水上で生活しているように思われがちですが、実はアメンボは、長時間水に浮いていると沈んでしまうのです。アメンボの足の先には、短く細かい毛がびっしりと生えています。この毛が水を弾き、表面張力という効果をもたらすことで、足の先を水に濡らさず、かつ浮くことができます。加えて、アメンボの足からは水を弾く油が分泌されているため、それによって足の毛がコーティングされ、さらに浮きやすくなっています。しかし、この油の分泌や毛のもたらす表面張力も永遠ではなく、時間が経てば油も出なくなりますし、毛も濡れ続ければ水が染み込んで使い物にならなくなり、沈んでしまいます。なので、アメンボはいつでも水面にいるわけではなく、定期的に地上や草の上に退避して足を乾かすといったことも度々行っています。さらに、この表面張力は綺麗な水の上でしか効果が発揮できません。人間が出した生活排水などで汚れた水では、毛に汚れがついたり油が分解されて、上手く浮かぶことができないのです。水たまりや池があるのにアメンボが全然いないなと感じたら、その水はアメンボが浮かべないくらい汚れているのだと考えて良さそうです。水質を綺麗に保って、アメンボが自由に水面を動き回れる環境を維持していける環境づくりが理想的ですね。

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